2008年6月25日水曜日

道路族

  実は、私(杉川)は道路族なのです。と、いいますのは、未来のくらしと宗谷路(ネットワーク)を考える会の副会長をさせていただいております。本会は、道路を通じて地域の発展に寄与しようという会です。
  宗谷地方には、高規格道路と言われる道は豊富バイパスという16kmの道路しかありません。日本の最北端である稚内市は、札幌・旭川から遠く医療や物資や人間を含め道路輸送という意味からも道路の果たす役割は大変大きいのです。どのくらい大きいのか?というと、住んでいる人しか分からないほどです(笑)たぶん。
  東京や大阪に居る方には、この苦労は分からないでしょう。例えば250km離れている中核都市の旭川に行くには、JRだとAM7時・PM1時・PM4時の3本、バスはというとAM6時に1本。後は車で行くしかありません。自家用車で有する時間は4時間。日帰りで行くとなると8時間は移動時間となります。これ、夏場はいいですが冬は少々吹雪くと怖いの何の。。。死のジェットコースターに乗っている気分になります。
  ここに来て石油価格は高騰を続けており、道路特定財源が悪いわけではないのですが、車を持つ者にとっては厳しい限りです。が、安全で安心で早い道路は、この地域の生命線なのです。

  地方分権改革推進委員会の1次勧告で、直轄国道と1級河川の都道府県委譲に伴う北海道の負担額が140億円に上るそうです。これだけで終わってしまうと道路や河川整備は事実上できなくなってしまうようです。ここはひとつ北海道はしっかりして欲しいし、北海道開発局も頑張って欲しいものです。
(S)

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